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第44回岡山光風会展開催中!

5月29日(火)より第44回岡山光風会展が始まりました。
会場は天神山文化プラザです。
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第1展示室には第104回光風会展出展作を中心に展示しています。


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第2展示室小室では『自選展partⅧ』。メンバーの小品やエスキース、素描などが並んでいます。普段発表されることのない素描やエスキースは必見です。是非会場にてご確認ください。


そして昨年から始まりました、『2作家の10年』。本年度は会友の那須萬喜子さんと、この春新会友に推挙となりました中村泰子さんの2名です。
お二人とも、同じ年に岡山光風会に入会、今日まで精力的に制作を続けています。水の流れと岩を継続して探求されている中村さん、近年大胆にモチーフを変えて挑戦を続ける那須さん、それぞれの10年を多くの方にご覧いただけますと幸甚です。

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中村泰子さんの作品群

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那須萬喜子さんの作品群


また、一般出品者の中から岡山光風会が独自に選出する「岡山光風会賞」本年度受賞者は、笹井志津子さんとなりました。光風奨励賞と重ねての受賞となりました。今後益々の活躍が期待されます。


会期は6月3日(日)まで。9:00~18:00が開場時間ですが、最終日のみ16:00閉場となります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。



第44回岡山光風会展のご案内

5月29日(火)より『第44回岡山光風会展』を開催いたします。
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*DMより
また、『自選展partⅧ』『2作家の10年/那須萬喜子・中村泰子』を同時企画展として開催いたします。
8回目となりました自選展は、それぞれのメンバーが自分で選んだ作品を並べます。学生時代の作品から新作まで、サイズもバラエティ豊かなものとなっています。
また今回で2回目となりました2作家の10年展は、岡山光風会で10年以上活動をしている一般・会友が過去10年の作品を並べる展覧会です。本年は会友の那須萬喜子さん、この春会友推挙となりました中村泰子さんが展示をいたします。
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多くの方にご覧いただけますと幸甚です。

***********

『第44回岡山光風会展』
会期:2018年5月29日(火)~6月3日(日)
   9:00~18:00 最終日は16:00終了
会場:岡山県天神山文化プラザ(第1・2展示室)
   *入場無料

主催:岡山光風会
後援:岡山県・岡山市・山陽新聞社・NHK岡山放送局
   RSK山陽放送・OHK岡山放送・TSCテレビせとうち
   岡山日展会
   
   *期間中は13時より会員による作品解説があります



5月の岡山光風会関係の展覧会について

5月の岡山光風会関係者による展覧会について

○上野留美作品展
会期:2018年5月16日(水)~21日(月)
会場:art spaceテトラヘドロン(岡山市北区)
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○日々の絵画展Vol.‖
会期:2018年5月16日(水)~21日(月)
会場:岡アートギャラリー(岡山市中区)
岡山光風会関係出品者:那須萬喜子 関野智子
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○第6回光風会会員選抜展
会期:2018年5月14日(月)~25日(金)
会場:日動画廊名古屋(名古屋市中区)
岡山光風会関係出品者:関野智子
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作家ファイル14 藤井淥水「諸先生の提言を胸に守ってきました」

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経歴

1940年 広島県福山市生まれ
1996年 岡山県美術展覧会入選(以降入選21回の内、県展賞2回、奨励賞4回)
1997年 丸紅(株)定年退社
2002年 岡山光風会入会
2006年 「長屋門」第92回光風会展初入選(以降入選11回)
2012年 「山門の秋」第44回日展初入選
その他多数のグループ展に出品


作者のことば

―岡山光風会入会、10年を振り返って―

 1999年に当時、福島隆壽代表講師の人物画を主とした油絵教室に入会しました。
 2002年1月に岡山光風会入会をし、4月の光風会展(F100)へ挑戦、初回は3人の人物画を描き、見事選外となりました。それを契機に風景画のモチーフに挑戦し、4年後(2006年)初入選。激戦の上、やっと入選し嬉しさも倍増でした。
 現在のモチーフは、「山門」曹源寺に至って居ります。このモチーフに取り組んで居りますのも、諸先生の「一度決めたらモチーフは徹底的に追求し続けることである、逃げるな」との提言を胸に守って来ました。
 毎年光風会展に向けて、諸先生方の熱が入ったご指導を仰ぎ、出品へと進んで行き、入選の暁には会員と共に感激を味わって居ります。それは、諸先生方のご指導のお陰だと心から深謝して居ります(朝日カルチャーから山陽新聞カルチャーに移行され、現在も福島講師の実技指導にて永年続いて居ります)。

―将来の展望―

 永年の体験を基に同じ趣味の方々をご指導し、皆さんと楽しみながら、一緒に勉強を続けていく事で上達したいです。(2017年現在77歳)


2017年「2作家の10年」の展示より

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会場風景

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「悠久の山門」(2008年)F100号

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「山門」(2016年)F100号



作家ファイル13 筆保博文「ぐねぐねと蛇行している。 まさに人生だ。」

*この記事から「岡山光風会展企画展:2作家の10年」からの引用となります。
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経歴

1940年  岡山県生まれ
1963年  岡山大学教育学部卒
       山陽放送(株)入社、1974年までテレビ美術担当
2006年  岡山光風会入会
2007年~ 第93回光風会展初入選 以降毎年入選
2013年  「ブルーシャドウ」岡山光風会賞受賞
2014年  「ヴァカンス」改組 新 第1回日展入選
2016年  「ヴァカンス'16」改組 新 第3回日展入選
2017年  「日々新」第103回光風会展 光風奨励賞受賞
     岡山光風会展「2作家の10年」


作者のことば

作品作りは面白い。
描き続けると次の課題が見えてくる。
それをクリアするとまた次の課題が見えてくる。
その繰り返しがこの10年。
ちょっと振り返ってみた。ぐねぐねと蛇行している。
まさに人生だ。


2017年「2作家の10年」の会場より

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展示の様子


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「アゲインスト」(2010年)F100


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「ヒロイン」(2014年)F100



作家ファイル12 山根章裕「描きたいものを、ちゃんと描けるようになりたい」

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父が県立青陵高校の美術部だったので、よく福島(隆壽)先生の話を聞いていました。
だから、光風会岡山支部の研究会に参加して先生にお目にかかったときは、
「ああ、この方のことだったんだ」
と感慨深かったです。

僕の場合、岡大を勧めてくださったのは、
当時、青陵高校で美術を教えていらした河本昭政先生(東光会)でした。
「山根君、岡大に行ってみたらええがぁ」って。
そのときは、岡大に行くかどうか迷っていましたが、河本先生の
「どこに行っても、絵を描くのは自分じゃが」という一言は、今でも忘れられません。

そして、大学に入ってからは、3年のときから西山松生先生のゼミに入りました。今、思えば、これが光風会との縁になったわけですが、当時はそんなことになるなんて、全然思ってもいませんでした。ただ単純に、西山研究室が面白そうだったんです。

同じ光風会に入って、今度、一緒にグループ8に参加する藤原(智也)くんに言わせると、僕は、西山(松生)先生に、溺愛されていたそうです。

確かに一対一のゼミで筆の洗い方からキャンバスの張り方まで油絵の基本を一から教えていただきました。
それから先生はゼミ生以外の学生にもよく指導されていたので、藤原くんたちも一緒に、県内のあちこちにスケッチ旅行に行ったりもしました。

西山先生のゼミは、水曜と木曜の週2回。
木曜日の朝は石膏デッサンで
水曜日は、朝から先生と二人で奉還町商店街にスケッチに行くんです。
それぞれに、好きな場所があって、僕は花屋や果物屋が好きでした。
お店の方に「頑張るなぁ」と、声をかけていただくこともありました。
そして、午後は大学に戻って制作です。

街頭でスケッチなど、今までしたこともなく、新しい体験ができる、この時間が楽しくてしかたがありませんでした。大の苦手だった石膏デッサンがなんとなく嫌いではなくなったことも、大学で得ることができた大きなものの一つです。
それも、すべて西山先生のおかげです。

西山先生には、よく
「山根くんは、どんどん伸び伸び描きなさい」とおっしゃってくださいました。
先生が岡大を退官されて、東京に戻られた今でも
ときどき手紙で作品を見ていただいたりしているんです。

続きはグループ8ウェブサイト:https://groupeight.exblog.jp/8618665/


構成/中原順子(2008.7)



作家ファイル11 福島隆壽「我々人間にできるのは、ただ、続けていくことだけ」

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手前味噌になりますが、今、光風会岡山支部は、とてもいい状態にあると思います。
若手の育成が、私のような年配の者が手出ししなくても、連綿として続いている。

実は、若手をどうやって引き入れ、伸ばしていくかは、
全国の美術団体が抱えている深刻な問題なのです。
そもそも、「絵では食えない」という意識が、
我々の若いころから続いている。
今の若者も、美術方面に進むとしても、
「食べて」いけそうなデザインや工芸に
流れるケースが多いようです。

また、せっかく絵画の道に進んでも、その受け皿がない。
今は、中央だけでなく、中国地方にも
美術系のコースをもった大学が林立していますが、
果たして、若者が卒業後も心置きなく勉強できるだけの
チャンスや環境、師に恵まれているか、
というと決してそうではないのが現状です。

その点、我が岡山支部は、若手がちゃんと育ち、
彼ら自身が年齢の近い次の世代を育てていく、
という土壌ができあがっていると言えます。

「グループ8」がその最たるものの一つでしょう。
今回の展覧会では、いわばグループ8の「一期生」と言ってもいい世代と
20代の新人たちが同じ仲間として参加します。

今年に入って、第43回昭和会展松村賞、第94回光風会展田村一男記念賞、
第9回岡山芸術文化賞準グランプリと、立て続けに大きな賞を受賞し、
乗りに乗っている佐藤智子をはじめ、
第92回光風会展光風奨励賞を受賞した岸本修、
今年の光風会展光風奨励賞を受賞した常原佳子、
出雲北陵高等学校美術コースで主任を務める多忙な生活のなかで
精力的に制作活動を続けている飯塚康弘と、
「一期生」たちは、今、まさに輝かしい業績を上げ、さらに進化し続けています。

また、今回から「30代まで」という年齢制限を設けたことで
「グループ8」を卒業した、一期生の一人、石田宗之の存在も、
二期生たちには、大いに励みになるでしょう。
石田もまた、第36回日展特選、第91回光風会展辻永記念賞、
第6回岡山芸術文化賞準グランプリ受賞など、目覚ましい活躍をしている作家で、
現在は光風会の評議員も務めています。

よく他の支部の方々から「岡山支部の活躍がうらやましい」と
お褒めの言葉をいただきますが、こういう実績を考えると、
まあ、満更でもない(笑)。
そして、また私自身も、こうした、かつては大学でも教えていた教え子たちの
見事な活躍に触発されて、ともに成長させてもらっていると感謝しているのです。

 続きは「グループ8」ウェブサイト:https://groupeight.exblog.jp/8482677/へ。


構成/中原順子  2008.7



作家ファイル10 関野智子「惜しみなく、惜しげなく指導していただいた」

*この記事から、岡山光風会若手グループ「グループ8」のウェブサイトからの転載となります。

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作品に白を多用していた時期があります。

きっかけは、「呉越同舟」というグループ展の第1回展。
毎回一つ決めた展覧会テーマに合わせて、
ジャンルも作風も違うメンバーが新作を発表するんですが、
その最初が『白の展覧会』だったんです。
それで、「白ってなんだろう」と一生懸命考えることになりました。

最終的に当時の私が出した白の解釈は、
「存在と無の際」というものでした。
何もない状態であり、同時にすべてを含有するものでもある「白」。
その解釈と、福島(隆壽)先生が以前おっしゃっていた
「強いコントラストで目を引くことは誰にでもできるんだ。
弱いコントラストでありながらパチッときめていく、すると高級な絵になる」
という言葉がつながったんです。

こうして白を基調にした、
あるかないかのギリギリのコントラストの作品を
目指すようになったんです。

ただ数年続けているうちに問題が出てきました。

白を使って「攻めて」いたはずなのに、
だんだん白に「逃げる」ようになってきたんです。
自分でも「白い病にかかってる」と思っていたくらい(笑)。
白以外の色を使うことが恐くさえなってきていたんです。

好きな抽象画家にマーレビッチという作家がいるんですが、
彼は『白の上の白』という作品で、
白く塗った正方形のキャンバスに、傾いた白の正方形を描いています。
究極の白ですよね。
やがて彼は抽象画を捨てています。
そりゃ、そうでしょう、そこまで行ったら、もう描けませんよ(笑)。
そして私自身も、このままだとヤバイなあ、と思うようになってきました。


続きは「グループ8」ウェブサイト:https://groupeight.exblog.jp/8012341/へ。

構成/中原順子



作家ファイル9 深井 貞子 「平面を自ら構成する という術を学びました」

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●「 10 年同じものを描き続けなさい」

 北政所ゆかりの陣屋町、足守で、代々醤油造りを続けた商家、藤田家。深井貞子さんが『醤油蔵』シリーズ作成のモチーフにしているのが、この旧足守商家藤田千年治邸の醤油工場だ。
職人たちが受け継いできた熟練の技や、子どものように手をかけてじっくり「育て」られた醤油を、受け止め、支えてきた木の道具たち。そこにあるだけで、さまざまな歴史や物語を伝えてくれるような、重みのある道具たちと、深井さんは向かい合ってきた。

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 このシリーズをはじめて、今年で9年め。
福島先生の「同じものを 10 年は書き続けなさい」という教えを守ってきた。7年めの秋に日展初入選、そして8年めの昨年は第 35 回岡山光風会展で「岡山光風会賞」(旧「 H 氏賞」)を受賞。
誰にも描けない、深井さんだけの『醤油蔵』が確立されつつある。

「遊びでここを訪れたとき、
いい雰囲気だなあとは確かに思っていたのですが、
ここまで追究することになるとは思ってもみませんでした。
趣きのある建物だけれど、
こういうものは、もう誰でも描いているなあ、
と思っていたくらいで」
と深井さん。

そんな先入観を解放してくれたのは、
光風会常務理事、寺坂公雄先生のアドバイスだったという。

「蔵のなかには、いろんなものがあるだろう。
そんなものでも、絵は構成できるんだよ」

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●床にへばりつくようにして見た木桶の姿

見たままを描くのではなく、いかに平面を絵として構成するか。
深井さんの試行錯誤が始まった。
たくさんの醤油樽や桶から、どれを選び、
どのようにキャンバスのなかに配置するか、
どの視点からそれらを見つめるか。
漆喰の壁をどれほど見せるのか。
威風堂々とした梁は、どう配置すれば
他のモチーフと良い相乗効果をもつだろうか。

「結果として、床にへばりつくようにした姿勢で
見る構図になりました。
立っていては、梁は、ああいうふうには見えないんです」

道具類の間にのぞく、隙間の大きさ、
壁の白と飴色の古道具とのコントラスト。
もっとも視覚的に美しい平面づくりのための計算が、
このシリーズのなかには随所に隠されている。

「そして絵を見てくださる方に、
そんな計算が臭うようではいけない。
伝えたいのは、むしろ埃や黴の臭い、
この国に確かにかつてはあった、
古き良き職人たちの技の面影ですから。
難しいところです」

●自分をなくさないために描く

06 年3月に、自宅のアトリエを改装した。
いわゆるバリアフリー化である。
左足の人工骨置換という大手術、リハビリを乗り越え、
深井さんは精力的に描き続けている。

「絵をはじめたのは、夫、義理の両親と、
立て続けに亡くなったのがきっかけでした。
いちばん小さい子がまだ小学校4年生のとき。
当時は洋裁の仕事をしていました。
仕事と3人の子の母親業で押しつぶされそうな毎日で、
このままだと自分がなくなってしまう、という危機感があったのです」

女学校時代、放課後も残って描いていたほど好きだった絵のことを思い出したとき、確実に深井さんの人生は変わったのだ。

岡山支部顧問である久山章先生との出会いがあり、
それが光風会との出会いにつながり、
9年前からは福島先生のカルチャー教室にも通っている。

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「美しいものに触れる喜びが、絵を描くことを通じて、
どんどん広がっているように思います」

と深井さん。

アトリエでは、弟さん作の大きな壷に、丹誠した庭の花々を生ける。そして、それを絵筆で再現する。
自然への愛情や感動は、
月に1回通っている短歌の会でも詠われる。
表現することは、深井さんの毎日に、
ごく当たり前に溶け込んでいる。

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(構成・文/中原順子) 08・05・01



第104回光風会がはじまります

4月18日(水)より国立新美術館にて「第104回光風会」が開催されます。会期は4月30日(月)までです。

このたび岡山光風会からは12名が入選されました。
また森美由希さんが光風賞、笹井志津子さんが光風奨励賞を受賞されました。

また曽我部厚美さん、中村泰子さん、林敏昭さん、筆保博文さん、森美由希さんの5名が会友推挙、上野留美さんが会員に推挙されました。

来年は第105回記念光風会展が岡山に巡回いたします。それに先駆けての、大変嬉しいニュースとなりました。

○第104回光風会展入選者(敬称略)
赤柏恵子
奥山矩美子
笹井志津子(光風奨励賞)
神宝亜季子
妹尾美智子
曽我部厚美
玉木寿子
中村泰子
林敏昭
筆保博文
古屋貴久子
森美由希(光風賞)


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