光風会 岡山支部 official web site      2004年のトピックス
 

●第36回日展開催!

 

東京都美術館にて平成16年11月2日〜24日まで開催される日展において岡山支部の石田宗之さんが特選、岸本修さんが初入選を果たされました。岡山支部にますます活気を与えてくれる明るいニュースです。おめでとうございます。

(岡山光風会出品作家)(敬称略) 

 特選:石田宗之

 入選:魚森貞雄  斉藤加代子  佐藤智子 

    常原佳子  藤原喜美子  薬本武則

    岸本修   能勢登美子  森下修三

    坂手得二  萩原純子 

日展会場第一室

第二科(洋画)

   出品者懇親会での

   特選受賞者挨拶

 

●「写実を思考する岡山の洋画家4人展」開催!

 12月12日まで岡山県新見美術館にて開催されます。

 明治、大正、昭和と多くの洋画家を輩出してきた岡山県の、現代の洋画界写実絵画の動向を探る展覧会です。スタイルはそれぞれ異なりますが、約60点の作品群には、共通する風土性、精神性が息づいているのかもしれません。

 光風会関係では1961年の日展出品作から本年度の光風会展出品までの代表作に加えパステル画など小品も並べた福島隆壽先生、観音経の一節をタイトルにした大作の一連のシリーズに加え岡山県展出展作を並べた石田宗之さんが出展されています。

 芸術の秋。これから県北の紅葉も美しくなります。ぜひ一度足をお運びください。

 

 

展示室の様子

上 福島隆壽:奥に「瀬戸内・71」が見える

下 石田宗之:「云何遊此娑婆世界」シリーズ

 
●「福島隆壽先生の山陽新聞賞受賞を祝う会」開かれる
 6月27日(日)午後5時30分より、ホテルグランヴィア岡山にて「福島隆壽先生の山陽新聞賞を祝う会」が開かれました。山陽新聞賞とは岡山・広島・香川の三県内で地域社会の発展に貢献した個人・団体に対し山陽新聞社が毎年贈っている賞で、福島隆壽先生はこのたび文化功労者として受賞されました。会場には岡山日展会・倉敷美術協会などの美術関係者、先生の母校である津山高校の同窓生、青陵高校や岡山大学での教え子、同僚の先生方など211名が集まり盛大な会となりました。  

祝賀会は幼稚園時代からの幼なじみである有本正さんの開会の辞から始まり「幼い頃は軍艦や飛行機の絵を描いていたように思う。女性の群像を描く画家になるとは思いもしなかった。今日の活躍を誇りに思う」と先生とのエピソードもご紹介されました。

 次に、高木聖鶴岡山日展会会長が発起人代表として、山陰シリーズ・瀬戸内シリーズに代表される福島先生の制作の歩みや、教育者としての業績をご紹介されました。また来賓代表の萩原誠司岡山市長・戸室敦雄岡山県会議員からご祝辞をいただきました。

 来賓紹介・祝電披露の後、福島先生は「好きなことを繰り返しやってきてこのような賞を頂き、恥ずかしいようにも思います。私はどこまで行ってもきりがない世界を、ただ辿っているだけです。この賞を皆様からいただいた喝だと思っております」と謝辞を述べられました。

その後、宮地暢夫岡山県立美術館長の挨拶で乾杯、続けて青陵高校OBでソプラニストでもある萱岡美津栄さんの華やかなアトラクションが始まりました。

 懇親ではあちらこちらで先生を囲んでの記念写真や歓談の輪が広がり、あっという間に閉会の時間に。閉会の辞は、津山高校時代の1級上の先輩であり光風会の仲間でもある坂手得二先生が、高校時代のエピソードを交えて述べられました。

 先生の今後ますますのご活躍とご健康をお祈りいたします。

会場風景
福島隆壽先生ご夫妻
アトラクション
記念写真の撮影

 

●第4回月例研究会開催

 6月20日(日)岡西公民館にて第4回月例研究会が開かれました。今回は第36回日展出品に向けてのエスキース研究会です。かきためたラフスケッチやエスキースを持ち寄り、13時から17時まで一人ひとりの作品について講評していただきました。

研究会風景:意欲作が並びました

 

●第90回記念光風会展にて、佐藤智子さんが2年連続で光風会会友賞を受賞!

 

 

第90回記念光風会展は東京都美術館で4月6日から21日まで開催されましたが、岡山支部関係では、一般出品者は11名(他県者1名を含む)の方が入選されました。受賞者は会友の佐藤智子さんで、2年連続で光風会会友賞を受賞する快挙を成し遂げました。あらためておめでとうございます。
 佐藤智子さんの受賞作品「言葉を探して」は、5月から順次、名古屋、京都、広島、新潟、宇都宮の各光風会展巡回展で展示されますので、開催県の方もぜひご高覧ください。
また、会員推挙には会友の河野あきさん、会友推挙には支部会員の成本康子さんが選ばれました(正式決定は6月の臨時総会で承認されます)。
 今後の岡山支部のますますの発展が期待される大変喜ばしいトピックスです。
(岡山支部事務局)


●第51回光風会夏季講習会(風景班) 倉敷美観地区にて開催! 

 

 

 

今から約350年ほどさかのぼる江戸時代、倉敷は天領として栄え、倉敷川は米や綿花の集散地として、多くの舟が往来する賑わいでした。その面影を色濃く残すのが「倉敷美観地区」の街並です。白壁の家屋敷や、なまこ壁の蔵づくりは、江戸のたたずまいを今に伝えています。また、日本で最初にできた西洋近代美術館の「大原美術館」も地区内にあり、ヨーロッパの名画が展示されています。

 宿舎の「倉敷アイビースクエア」は明治22年に建てられた紡績工場をホテルとして再開発したもので、赤レンガのロマン薫る雰囲気は今回の講習会に良き思い出を添えることでしょう。

 一般の方のご参加も大歓迎です。春の倉敷でお待ちしております。

●本年度講師

   金山桂子先生 渡辺晋先生 藤森兼明先生 

   池山阿有先生 杉山吉伸先生 西山松生先生

   福島隆壽先生 守長雄喜先生

 *参加をご希望の方、要項をご希望の方は

       岡山光風会までご連絡ください。

  要項・申し込み用紙等を送付いたします。

左上:今橋から

   美観地区を眺める

右上:倉敷川と白鳥

左中:路地風景

右中:アイビースクエア

左下:路地風景

●第3回月例研究会開催        〜2004.3.14.岡山県生涯学習センターにて〜

 第3回月例研究会は、光風会展にむけての直前研究会でもあります。

 講師は岡山支部の福島隆壽先生、坂手得二先生、薬本武則先生です。各自画材を持参し、その場で自分で直していきました。9:30から始まった研究会ですが、17:00まで粘り強く加筆・修正を行いました。

支部の先生方に批評していただく

 

直前研究会の批評を聞く後ろでは加筆・修正をするメンバーの姿も。

自分が納得するまで何度でも加筆・修正を行う。

 ●平成16年度春期研究会開かれる        〜2004.2.15.岡西公民館にて〜

 第90回記念光風会展にむけ、恒例の春期研究会が岡西公民館にて開かれました。講師として清原啓一先生、杉山吉伸先生、西山松生先生をお迎えし、丸1日指導していただきました。

 自分の作品はもちろんですが、仲間の作品の批評を聴くことも大変勉強になります。今年は90回記念展ということもあり、岡山支部メンバーも気合十分。メモをとる姿も多く見られ、大変充実した研究会となりました。